パワポ資料ブラッシュアップの基本

こんにちは!pinokoroです。

今回は常日頃、業務を行う際に気をつけているプレゼン資料のブラッシュアップの基本をまとめてご紹介したいと思います。

バランスの良い資料にするために

これは私自身、常日頃意識していることですが、企業が、或いは一ビジネスプレーヤーが仕事として必要になるパワーポイント資料で一番大事なのは「バランス」だと思っています。実ははとてもセンシティブな部分なので簡単にまとめると、

●わかりにくいのはNG、わかりやすくて当たり前
●時間かかりすぎはダメ
●オフィスのプリンターレベルで印刷したときの事を考えたデザイン
●美麗な背景とか凝りたかったらイラレでやったほうが良い
●後に簡単に編集できるように作る

等が挙げられます。
特に最後の方の「後に他の方が編集できるかどうか」は重要で、カタログやチラシの様なクオリティを求めるのであれば、やはりイラストレーターでの作成に行き着きますので、パワポ資料はパワポならではの範囲内で最大限できることをやる、というのが一つのポリシーになってきます。

1.各ページのフォーマットを統一しよう

ブラッシュアップをする上で、まずはじめに考えるのが、フォーマットです。テンプレートという場合もありますね。
クライアント様の原稿を見る上で、一番多いのがこのフォーマットがページ毎にバラバラ、という例です。

ページ毎に原稿の量がマチマチで、つい文字が多いページのレイアウトを崩してしまう、という事が多いですがこれはNGです。プレゼン資料全体を通しての統一感を確保するために、フォーマットは統一しましょう。

パワーポイントブラッシュアップ01

スライド内の配置領域を区切り、ベースとなるレイアウトを作成します。この時、スライドマスタを使用すると後の作業がとても捗りますので是非使用しましょう。(スライドマスタの作成方法についてはまた別の機会にご紹介したいと思います)

2.配色を統一しよう

次は配色についてです。まとまりのない資料になる大きな原因として「配色がバラバラ」という点があります。
で、「配色 プレゼン資料 パワーポイント」等で検索すると様々な配色に関するサイトがヒットするのですが、そのほとんどが専門的な内容であったり、配色辞典のようなカラーリング事例の紹介であったりと、なかなか実際に活用するのが難しい!そんな難しい事はいらないんだ!という貴方のために、「間違いのないの配色」をご紹介。

パワポイントブラッシュアップ02

メインカラー①青:#0070C0 (R:0 G:112 B:192)
メインカラー②黒:#404040 (R:64 G:64 B:64)
サブカラー③赤orオレンジ:#F6920A (R:246 G:145 B:10)

あくまで一例ですが、ビジネス資料で迷ったら青系で問題なし!です。

3.フォントを統一しよう

最後にフォントの統一です。こちらも一連のプレゼン資料内に、スライド毎で違うフォントを使用しているケースが多々見られます。

デザイン的に言うと、一部強調したい部分やキャプション等に別のフォントを使用することはありますが、プレゼン資料の様なビジネスドキュメントではそこまでこだわる必要はないケースが多い様です。(せいぜいメッセージ性を持たせたい部分を明朝系にする、程度でしょうか。)

パワーポイント資料全体として、引き締まったイメージを維持するためにフォントは必ず統一しましょう。

■游ゴシック系:windows8から搭載されたフォントで洗練されたイメージが表現可能。やや薄い印象があるので、太字で使う事が多いです。

プレゼン資料ブラッシュアップ03 フォント 游ゴシック

■メイリオ系:今も多くの方に使用されているメイリオ。かっちりしており訴求力も高いのでプレゼン資料向きです。

プレゼン資料ブラッシュアップ03 フォント メイリオ

■明朝系(游明朝):パワーポイント資料ではあまり出番はありませんが、落ち着いた雰囲気でやさしい印象を与えます。メッセージ性を高めたい部分などにオススメです。

プレゼン資料ブラッシュアップ03 フォント 游明朝

実際は様々な選択肢がありますが、ビジネス用途でパワーポイントで資料を作る上では更新性や再現性などの観点で制限があります。

今回ご紹介した内容は初心者の方なら覚えておいてまず損はない内容になっておりますので、是非実践してみて下さい。

ではまた!

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