プレゼン資料作成で必要なマインド①

プレゼン資料を作る上で必要なマインド

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前回、良いプレゼン資料とはどういうものか?という事についてお話しましたが、今回はその資料作成にあたって必要なマインドの話をしてみたいと思います。

はじめに申し上げておきますが、正直、正解は人それぞれだと思っています。元も子もないとお思いかもしれませんが、話し手・聞き手ともに各々個性のある人間ですし、感じ方も考え方も違います。そこに「こうあるべき」という虎の巻的思考を持ち込むのはややナンセンスと言える、と私は思います。

ただし、自分の中でまとまらない思考を整理し、如何に対象に上手く伝達するか?というのはテクニックの話となりますので知っておいて損はないでしょう。そういった教科書は書店に沢山ありますので興味の有る方は皆さんでチェックしてみて下さい。

今回は、よりプレゼン資料作成の現場に特化したお話となります。思考整理としての側面が強いので、教科書的・参考書的なモノをお求めな方はスルーしていただいたほうが良いと思います。

1.資料作りよりも他に考えることがある

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多くの人は“仕事”で資料作成をしています。さらに言うと、資料作成が目的じゃなく、その先にある“契約・販売・成約・当選・承認・納得・獲得・etc…”というのが本当の目的となります。

つまり、資料はあくまで手段であって、目的ではない、それに代わるアプリだのが出てくればビジネスは大きく変わると思います。なんなら資料なしで口頭で目的をなし得ることができればどれだけ楽か…。

例えば、凄いトークの達人がいたとして、対面で話をするだけで自分の思いやビジネスアイデアの大半を伝えることができれば、正直資料はオマケ程度でいいと思います。

でも実際はどうでしょう。少し前に漫画「中間管理録トネガワ 」で見ましたが、日本のビジネスマンは「パワポ・パワポ・パワポ!」です。手段と目的が逆転しています。自分の現状を客観的に正しく認識できるバランス感覚は養いたいものですね。

物を売りたい、会員を増やしたい、採用をしたい、上司の承認が欲しいetc…そうしたケースでまずやるべきは、斬新なアイデアや画期的な仕組み、仕事への情熱、熱意のあるトーク、身だしなみ…。
そういった事を実践し得られるものが「プレゼンス」となるはずです。

2.それでも足りないからプレゼン資料が必要

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さて、思考を高めて、自身のプレゼンスを高めました、でもそれでもどうしても足りない、または是非達成したい目的の為には、補助する要素が必要。そこではじめてプレゼン資料の出番がやってきます。逆に言えば「まずは事前準備となる思考が必要」ということです。

このマインドが有るか無いかで作成する資料のクオリティにも大きく違いが出てきます。

人間、なんでも真剣な時ほど的確で無駄がないですよね。
いきなり手段に走るのではなく、行動や思考を準備し、しっかり整理してから資料作成に望むようにすれば、いつもと違う一皮むけたプレゼン資料ができるはずです。

当たり前でつまらない、とお思いかもしれませんが実践できている人はごく少数の様に思います。

次回資料作成の際は、是非意識してみて下さい。

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